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インプラント後の痛みはいつまで続く?正常な痛みと危険な症状を解説

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インプラント後の痛みはいつまで続く?正常な痛みと危険な症状を解説

「インプラント手術を受けた後、いつまで痛みが続くの?」「この痛みは普通?それとも異常?」と不安になっていませんか?

結論からいうと、インプラント治療後に痛みや腫れが出るのは一般的で、多くの場合は数日から1週間程度で徐々に落ち着いていきます。

インプラント手術では歯ぐきや顎の骨に処置を行うため、術後にある程度の痛みや違和感が生じるのは自然な反応です。

しかし一方で、

  • ・痛みが日に日に強くなる
  • ・1~2週間以上経っても改善しない
  • ・強い腫れや膿が出る
  • ・インプラント周辺がグラつく

といった症状は、感染やインプラント周囲炎などのトラブルが隠れている可能性があります。

正常な経過による痛みと、早めに受診が必要な危険な症状を見分けることが、インプラントを長持ちさせるためには非常に重要です。

この記事では、

  • ・インプラント治療後の痛みが続く期間の目安
  • ・早めに歯科医院へ相談すべき症状
  • ・術後の正しい過ごし方
  • について、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。術後の不安を解消し、安心して回復期間を過ごすためにぜひ参考にしてください。

    インプラント手術後の痛み|一般的な期間と経過の目安

    インプラント手術後の痛みは、手術の内容や個人の体質によって差がありますが、一般的には術後2〜3日をピークに、1週間~10日ほどで落ち着きます。

    手術で歯茎を切開し、顎の骨に穴を開けるため、治癒の過程で痛みや腫れが生じるのは正常な反応です。

    処方される痛み止めや抗生物質を正しく服用し、安静に過ごすことで、痛みは徐々に和らいでいきます。

    手術当日〜翌日:麻酔が切れてから感じる痛み

    手術当日は、局所麻酔が効いているため痛みを感じることはほとんどありません。

    手術後2〜3時間で麻酔が切れてくると、徐々にジンジンとした痛みを感じ始めます。
    この痛みに備えて、麻酔が完全に切れる前に処方された痛み止めを服用しておくことが推奨されます。

    痛みは翌日にかけて続くことがありますが、通常は痛み止めでコントロールできる範囲です。

    また、手術部位から多少の出血が見られることもありますが、清潔なガーゼを噛んで圧迫すれば次第に止まります。

    手術後2〜3日:痛みがピークに達する時期

    手術後2〜3日は、痛みや腫れが最も強く出る時期です。

    この時が回復過程における痛みのピークであり、頬が大きく腫れたり、内出血によって皮膚が紫色や黄色に変色したりすることもあります。

    特に、骨の量が少ない場合に骨を造成する処置を同時に行った際は、痛みや腫れが強く出やすい傾向にあります。

    処方された痛み止めを指示通りに服用し、患部を冷やしすぎない程度に冷やすことで症状を和らげることができます。

    手術後1週間前後:抜糸の頃には日常生活に支障がない程度に回復

    手術から1週間が経過すると、ピーク時のような強い痛みはほとんど治まっています。

    腫れや内出血も徐々に引き、抜糸を行う頃には日常生活に大きな支障がない状態まで回復するでしょう。

    痛み止めの服用回数も減り、人によっては全く不要になることもあります。

    ただし、まだ完全に治癒したわけではないため、食事の際は手術した側で硬いものを噛むのを避けるなど、患部に刺激を与えないよう注意が必要です。

    手術後2週間以降:痛みは落ち着き軽い違和感が残ることも

    手術から2週間が経つと、痛みや腫れはほとんどなくなります。

    しかし、インプラント体と顎の骨が結合する「オッセオインテグレーション」という過程において、人によっては軽い違和感やかゆみ、締め付けられるような感覚が残ることがあります。

    これは骨が再生しているサインでもあり、通常は時間の経過とともに解消されます。

    もし痛みが再発したり、違和感が強くなったりするようなら、念のため歯科医院に相談しましょう。

    その痛みは大丈夫?歯科医院へすぐに相談すべき危険な症状

    インプラント手術後の痛みは通常1週間程度で治まりますが、中には注意が必要なケースもあります。

    これからあげるような症状が見られる場合、何らかのトラブルが起きている可能性があるため、自己判断で様子を見ずに、すぐに手術を受けた歯科医院や歯医者に連絡してください。

    1週間を過ぎても痛みが引かない、または強くなる

    手術から1週間を過ぎても痛みが続く、あるいは一度治まりかけた痛みが再び強くなる場合は注意が必要です。

    通常の治癒過程から外れており、手術部位が細菌に感染している、またはインプラントがうまく結合していない可能性があります。

    特に、10日以上経っても痛みが引かない、日に日に痛みが増してくる、といった症状は異常のサインです。

    痛みが長引きすぎる場合は我慢せず、速やかに歯科医師の診察を受けてください。

    処方された痛み止めを飲んでも全く効かない激痛

    処方された痛み止めを指示通りに服用しても、痛みが全く和らがない、あるいは夜も眠れないほどの激痛が続く場合は、すぐに歯科医院へ連絡してください。

    考えられる原因として、手術時に神経が損傷してしまった可能性や、重度の感染症が挙げられます。

    特に下の顎の手術で起こりうる下歯槽神経の損傷は、早期の対応が重要です。

    我慢できないほどの痛みは体からの危険信号と捉え、すぐに専門家の判断を仰ぎましょう。

    歯茎の腫れがひどくなり、膿が出ている

    歯茎から膿が出ている場合、「インプラント周囲炎」と呼ばれる、インプラントの歯周病のような状態のサインかもしれません。

    膿を放置すると、インプラントを支える顎の骨が溶けてしまい、最悪の場合はインプラントが抜け落ちる原因となります。

    歯茎が赤く腫れ上がり、指で押すと膿が出るような場合は、直ちに治療が必要です。

    38度以上の高熱が続いている

    手術後は、体の免疫反応として一時的に37度台の微熱が出ることがありますが、38度以上の高熱が数日間続く場合は注意が必要です。

    これは、手術した傷口から細菌が侵入し、体内で強い炎症反応が起きているサインと考えられます。

    高熱で目がかすむような症状や倦怠感が伴うこともあり、重篤な感染症の可能性も否定できません。

    速やかに歯科医院に連絡し、指示を仰ぐようにしてください。

    唇や顎の周りにしびれが残っている

    手術後、麻酔が切れた後も唇や顎、舌にしびれや麻痺が残っている場合、手術によって神経が損傷した可能性があります。

    下の顎には「下歯槽神経」という太い神経が通っており、インプラントを埋め込む際にこの神経を圧迫したり傷つけたりすると、麻痺が起こることがあります。

    多くは一時的なものですが、症状が長引く場合はすぐに歯科医院に相談してください。急に強い痛みが出た場合も同様です。

    手術後の痛みを悪化させないための正しい過ごし方

    インプラントの術後は、安静にして治癒を妨げる行動を避けることが、痛みを最小限に抑え、回復を早めるための鍵となります。

    ここでは、術後の正しい過ごし方と、歯や患部への負担を避けるための注意点を解説します。

    痛み止めや抗生物質は医師の指示通りに服用する

    手術後には、痛み止めと感染予防のための抗生物質が処方されます。

    痛み止めは、痛みが強くなる前に服用するのが効果的です。我慢せずに指示された用法・用量を守って飲みましょう。

    また、抗生物質は処方された分をすべて飲み切ることが重要です。

    痛みが治まったからといって自己判断で服用を中止すると、細菌が繁殖して後から感染症を引き起こす可能性があります。必ず医師の指示に従ってください。

    患部を直接冷やさず、濡れタオルなどで優しく冷やす

    手術後の腫れや痛みを和らげるために患部を冷やすことは有効ですが、方法には注意が必要です。

    氷や保冷剤を直接頬に当てると、冷やしすぎて血行が悪くなり、かえって治癒を遅らせる原因になります。

    冷やす際は、水で濡らしたタオルや、保冷剤をタオルで包んだものを頬の外側から優しく当てるようにしましょう。

    一度に長時間冷やすのではなく、1回5分程度を目安に、断続的に行うのが効果的です。

    食事は硬いものや刺激物を避けて安静にする

    手術当日から数日間は、患部に負担をかけない食事が基本です。

    せんべいやナッツのような硬いもの、香辛料や柑橘類などの刺激物は、傷口を刺激し痛みを増強させる可能性があるため避けましょう。

    噛むと痛む場合は、おかゆ、スープ、ヨーグルト、ゼリーなど、あまり噛まなくても食べられる柔らかいものがおすすめです。

    また、食事は手術した側とは反対の歯で噛むように意識し、患部を守ることが大切です。

    血行を促進する長時間の入浴や激しい運動は控える

    手術後2〜3日は、血行が良くなる行動を避ける必要があります。血行が促進されると、痛みが増したり、出血が再発したりする原因となるからです。
    長時間の入浴やサウナは避け、当日はシャワー程度で済ませましょう。

    また、ランニングや筋力トレーニングなどの激しい運動も、血圧が上がるため控えるべきです。

    このような行動が良いのか疑問に思うかもしれませんが、術後の安静期間には逆効果となります。

    喫煙や飲酒は治りを遅らせるため厳禁

    喫煙と飲酒は、インプラントの治癒に悪影響を及ぼすため、術後は厳禁です。

    タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血行を悪化させるため、傷の治りを遅らせ、インプラントと骨の結合を妨げます。

    また、アルコールは血行を促進して痛みや腫れを悪化させるだけでなく、抗生物質の効果を弱めてしまう可能性もあります。

    少なくとも抜糸が終わるまでの1〜2週間は、禁煙・禁酒を徹底しましょう。

    インプラントの痛みに関するよくある質問

    ここではインプラント手術後の痛みに関して、多くの方が疑問に思う点についてお答えします。
    他の治療との痛みの比較や、薬が効かない時の対処法など、不安を解消するための参考にしてください。

    親知らずの抜歯とインプラント手術ではどちらが痛いですか?

    一般的に、インプラント手術よりも親知らずの抜歯の方が痛みが強い傾向にあります。

    特に、骨に埋まっている親知らずの抜歯は、歯茎の切開や骨の切削範囲が広くなることが多いためです。

    インプラントは計画的に最小限の範囲で処置を行うため、術後の痛みや腫れは比較的少ないことが多いです。

    処方された痛み止めが効かない場合はどうすればよいですか?

    まずは処方された歯科医院にすぐに電話で相談してください。自己判断で市販薬を服用したり、飲む量を増やしたりするのは危険です。

    痛みが強い場合、別の種類の痛み止めを追加で処方してもらえたり、再診察で原因を特定してもらえたりします。

    我慢せずに医師の指示を仰ぐことが最も安全で確実な対処法です。

    手術から2週間以上経っても続く違和感は問題ないですか?

    痛みではなく、軽い違和感やかゆみのような感覚であれば、多くはインプラントと骨が結合する正常な治癒過程で生じるものです。

    ただし、その違和感が徐々に痛みに変わったり、虫歯のようにズキズキしたりする場合は、何らかのトラブルの可能性があります。

    不安な場合は、自己判断せずに歯科医院に相談しましょう。

    まとめ

    インプラント手術後の痛みは、術後2〜3日をピークに1週間程度で徐々に落ち着くのが一般的です。

    痛みの経過には個人差がありますが、正常な治癒過程と異常なサインを知っておくことで、冷静に対処できます。

    もし、痛みが長引いたり、激痛や高熱、膿などの症状が現れたりした場合は、ためらわずに歯科医院へ連絡してください。

    術後の過ごし方を守り、歯科医師と連携しながら、理想の歯を手に入れるための大切な期間を乗り切りましょう。

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