歯周病とは「歯周病菌」の細菌感染により起こる炎症性の疾患です。歯周病が進行する原因の1つにストレスが挙げられます。そのため、強いストレスを感じたときに、歯や歯茎が痛む経験をした方もいるのではないでしょうか?本コラムでは、歯周病とストレスとの関係性や歯周病予防についてご紹介します。ストレスによる歯周病の進行が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
強いストレスは、心だけでなく体にも影響を及ぼします。そのため、ストレスが歯周病の進行・悪化につながるケースも少なくありません。ストレスが歯周病につながる理由は、以下の4つが挙げられます。
強いストレスから生活リズムに変化があると、歯磨きがおろそかになり、歯垢が増加し、口腔内が不衛生な状態になります。また、ストレスにより自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下した結果、唾液の分泌が減少するケースも多いです。歯ぎしりや歯の噛みしめが増えると、歯茎に負荷がかかり周囲の組織を傷つけ、炎症を引き起こします。このように、ストレスは歯周病の進行・悪化につながる原因と考えられています。
ストレスによる歯周病の進行・悪化を防ぐためには、心身ともにリフレッシュする時間を設けましょう。ストレス予防として簡単にできる取り組みは、以下のとおりです。
生活リズムを整え、なるべくストレスを溜め込まないよう心がけてください。またストレス発散のほか、歯周病の予防には以下の取り組みも必要です。
毎日の歯磨きで歯垢を取り除き、口腔内を清潔に保つことも歯周病の進行予防に欠かせません。しかし、セルフケアのみでは歯垢をきれいに取り除けないため、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。定期検診を受けることで、歯周病の進行・悪化を防ぎ、口腔内の健康を保てます。歯周病を初期症状で防ぎ、進行・悪化を抑えるためには、毎日のセルフケアやストレス対策とともに、こまめな歯科医院の受診を心がけましょう。