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歯周炎と歯周病の違いとは|インプラントコラム

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歯科コラム

歯周炎と歯周病の違いとは

「歯周病」・「歯周炎」・「歯肉炎」といった言葉を聞いたことのある方は多いでしょう。しかしどれも似たような響きの言葉なので、違いをはっきりと知っている方は少ないのではないでしょうか。本コラムでは、歯周炎と歯周病の違い、また歯肉炎との違いについて解説していきます。歯周病を予防したい方も、ぜひ最後までご覧ください。

歯周病と歯肉炎・歯周炎の違い

歯周病とは、歯肉炎・歯周炎の総称です。歯周病は歯周ポケットを起点に、歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏と進行していきます。歯肉炎と歯周炎の症状の違いは以下の通りです。

  • 歯肉炎:炎症が歯ぐきに限定される
  • 歯周炎:炎症が顎の骨にまで達し、顎の骨が溶ける

初期段階の歯肉炎の時点では、炎症は歯ぐきに限定されています。これは、歯ぐきの炎症が顎の骨にまで拡がっていないことを示しています。この時点で適切な治療やケアが施されると、状態の悪化を防ぎ、回復が可能です。一方歯周炎は、炎症が顎の骨まで達し、骨組織まで進行した状態を指します。この段階になると歯ぐきや骨が溶けたり壊れたりしてしまい、一般的な治療やケアでは状態を元に戻すことは非常に困難です。治療のためには、歯周組織再生療法などの方法が必要となるでしょう。

また、歯周病の菌が血管内に入ると、脳梗塞や認知症など、さまざまな病気の発症リスクが高まります。そのため歯周病はなるべく歯肉炎の段階で治療し、悪化を防ぐことが大切です。

歯周病の対策は?

歯周病は進行性の疾患で、初期段階の歯肉炎ではほとんど痛みを感じないため、多くの人が症状の進行に気づかないまま状態が悪化してしまいます。歯周病は早期発見と早期治療が鍵となるため、以下の3つの対策を日常的に心掛けることが重要です。

  • ・適切な歯ぐきのケア
  • ・定期的な通院
  • ・異常に気づいた際はすぐに通院

初期や軽度の場合は歯周病を自覚するのが難しく、歯医者への定期的な通院が大切です。また当院では、重度の歯周病でも外科処置・抜歯を極力避けるため、歯周内科治療を取り入れています。抗真菌作用のある歯磨き剤で歯周病菌やカビを減らすなど、患者さま一人一人の口腔内環境に合わせた治療で改善していきます。

歯周病が気になる方や進行度合いを確認してほしい方は、ぜひお気軽にご相談・ご来院ください。

Q1:歯肉炎の初期症状にはどんなものがありますか?
A1:歯ぐきが赤くぶよぶよとしたように腫れる・フロスや歯磨きの際に血が出る、などがあります。
Q2:異常がなくても定期通院は必要ですか?
A2:歯周病はある程度進行するまでは痛みもほとんどなく、自覚が難しい病気です。そのため、歯医者で定期検診を受けるのがおすすめです。
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