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インプラント治療における合併症と対処法について|インプラントコラム

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歯科コラム

インプラント治療における合併症と対処法について

異物感が少なく、天然歯に近い機能で長持ちするなどさまざまなメリットがあるインプラントですが、メリットばかりあるわけではありません。なかには治療が原因で起こる合併症を懸念している方もいるのではないでしょうか。

本コラムではインプラント治療の合併症がどのような原因で起きるのか、またどのような対処法があるのかを解説します。合併症リスクを下げる方法や、万が一の際のサポートについてもまとめましたので、インプラント治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

合併症はなぜ起こる?|リスクが高い方は要注意

インプラント治療で起こる合併症として「神経損傷」と「インプラント周囲炎」が挙げられます。

まず神経損傷は、ドリルで骨を削る際に神経を圧迫するのが原因で、歯科医師の技術力に左右されます。もし神経を傷つけてしまった場合には感覚麻痺や痛みの症状があらわれるため、症状が続く場合にはすぐに相談してください。次にインプラント周囲炎は、細菌感染で起こるインプラントの歯周病です。不適切なケア・院内が不衛生・喫煙習慣などの理由が原因となり、インプラントを支える骨に支障をきたす可能性があります。症状が進行すると、歯茎を切開して汚れを除去する外科治療が必要となるでしょう。

インプラント周囲炎は、適切なケアを行っても糖尿病や重度の歯周病を患っている場合、発症リスクが高まります。上記リスクが高いと判断する場合は、インプラントではなく入れ歯などほかの治療方法を検討しましょう。

合併症を防ぐ3つの対処法

インプラント治療において合併症リスクを完全にゼロにするのは不可能ですが、リスクを低減することは可能です。

  • ・主体的に動く(歯科医院の選び方)
  • ・毎日のケアと定期的なメンテナンス
  • ・医師からの指示を守る

適切な歯科医院の選択は、治療を成功させるために必須だといえます。症例数や実績数が多い歯科医師を探し、歯科用CTなどの設備が充実している場所を選びましょう。また、インプラント周囲炎の罹患率は、インプラント治療をおこおなった方の約10%程度といわれています。10人に1人の割合でインプラント周囲炎を罹患する可能性があるため、毎日の口腔ケアと定期的なメンテナンスを行い、予防に努めましょう。さらにインプラント治療では、生活習慣を正すことも大切です。飲酒や喫煙は感染症のリスクを高めるため、お控えいただくことをおすすめしています。

このように合併症のリスクを低減するためには、生活習慣を正しつつ日頃のセルフケアを行い、定期検診を必ず受けることが重要です。

Q1:インプラントは長持ちすると聞きますが、どのくらいもちますか?
A1:インプラントの寿命は一般的に10〜15年です。入れ歯が4〜5年、ブリッジが7〜8年と考えると、長持ちといえるでしょう。インプラントの維持には毎日の自宅ケアと約1年に1回の定期メンテナンスが必須です。しっかりケアして、インプラントを長持ちさせましょう。
Q2:インプラント周囲炎で治療中ですが、転勤で引っ越す必要がでてきました。どうすればいいですか?
A2:ガイドデント保証に加入していれば、提携している歯科医院で治療を引き続き行えます。保証に加入していない場合、まずは掛かりつけの歯科医院にご相談ください。保証の有無にかかわらず、紹介状を発行してもらい、転居先で通院しましょう。

ガイドデント保証については、歯科医院によって条件が異なるため、必ず確認をしておきましょう。

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