毎日きちんと歯磨きをしていても歯周病になるリスクがあります。歯周病のリスクを減らすためには生活習慣の改善が大切です。
本コラムでは、歯周病の原因となる生活習慣の改善方法について解説します。
歯周病は細菌感染によって、歯の周囲に炎症が起きる病気です。歯周病が進行すると歯肉や歯を支える歯槽骨が溶け、歯を失う恐れがあります。
歯周病の原因は、多くの細菌を含んだプラーク(歯垢)です。歯と歯肉の間にはプラークが溜まりやすく、磨き残しなどで不衛生な状態が続いたり、喫煙や食生活の乱れなどで免疫力が低下すると歯周病に感染しやすくなります。生活習慣を改善し、歯周病に罹患する可能性を抑えましょう。
歯周病は生活習慣の改善で防げます。以下は、歯周病のリスクを減らす生活習慣のポイントになります。
タバコを1日に10本以上吸うと、歯周病になるリスクが5.4倍になるとされています。さらに、タバコの煙に含まれる一酸化炭素やニコチンが歯茎に悪影響を与えるだけでなく、ヤニが歯に付着し菌が付きやすくなるなどのデメリットもあります。歯周病のリスクを減らすためには喫煙習慣を改善しましょう。
また、間食が多かったり長時間の飲食が習慣化していると、口の中はプラークが溜まりやすい状態になるため注意してください。柔らかいものばかり食べると、汚れや細菌を洗い流すための唾液が減少します。栄養バランスや噛む回数に気を付けた食生活を心がけましょう。
歯周病予防には毎日のケアも大切ですが、セルフケアではプラークを除去しきれないことがあります。歯科医院で定期的なケアを受けましょう。