歯科コラム

インプラント治療における失敗とは?

インプラント治療は、自分の歯に近い感覚や見た目、噛み合わせを取り戻すことができるというメリットですが、反対に失敗する可能性もあります。インプラント治療で失敗すると、どのような問題が起こるのでしょうか?

本コラムでは、インプラント治療で失敗しないために知っておきたいことや、失敗から学ぶことについて紹介します。事前になぜ失敗したのかを学んでおけば、より慎重に歯科医院選びができるようになるでしょう。

インプラント治療で失敗しないために知っておきたいこと

インプラント治療は高度な技術と専門知識を要するため、よい歯科医師に出会うことが治療の結果に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。また、歯科医院を選ぶ際は、実際に治療を受けた方からの評価をチェックすることも、重要なポイントの一つです。治療に臨む前には、自身の期待や不安、疑問を医師にしっかり伝えてください。不安を解消したうえで治療の方向性をより明確できれば、満足度の高い治療を受けることができるでしょう。

このように、事前に治療に関する知識をしっかりと理解し、歯科医師とのコミュニケーションを深めることで、失敗するリスクを大幅に減少させることができます。

インプラント治療の失敗から学ぶこと

インプラント治療は、治療の難易度によって失敗する可能性もあります。また、患者さまがアフターケアを怠ったため、治療が失敗するケースもあります。ここでは、具体的な症例を参考に、なぜ失敗したのかをみてみましょう。

事例1:アフターケアを起こったたことによりインプラント周囲炎を発症
患者さまがアフターケア(ブラッシングやフロスをつかったセルフケア)を怠った結果、インプラント周囲炎を発症しました。その影響で歯茎が下がり、インプラントが露出する状態となり、結果的にインプラントを除去しなければなりませんでした。
事例2:骨造成(GBR)の失敗により、インプラント治療ができなかったケース
患者さまの顎の骨がインプラント治療に適していないため、骨造成(GBR)を用いた治療を実施。しかしこの過程で、担当医の技量に問題があり、骨の増加が想定以下となった結果、インプラント治療が実施できませんでした。

これらの事例は、インプラント治療における適切な診断、施術、そしてアフターケアの不可欠性を物語っています。治療を失敗しないようにするためには、事前の情報収集と、信頼できる歯科医師と綿密なコミュニケーションが必要不可欠です。他院でインプラント治療が難しいといわれた方は、ぜひ南大阪ペリオインプラントクリニックへお越しください。

Q1:インプラント治療の成功率はどのくらいですか?
A1:一般的に、インプラント治療の成功率は非常に高く、90%以上と報告されています。しかし、治療の成功は適切な手術手技やアフターケア、患者さまの全体的な健康状態など多くの要因に依存します。
Q2:インプラントが失敗した場合、再度インプラント治療を受けることはできますか?
A2:多くの場合、問題を特定し対処したのち、再度インプラント治療を受けることは可能です。ただし、十分な骨量が必要な場合は、骨増大手術(GBR法)が先に必要となることがあります。