歯科コラム

歯を失う最大の原因は歯周病です

歯を失う最大の原因をご存じでしょうか? それはズバリ歯周病です。調査によると、歯を失う原因の第1位が歯周病で、全体の4割近い数字となっています。次いで2位が虫歯でこれは全体の3割以下です。歯科のお世話になる時といえば、虫歯だと考えている方が多いかもしれません。しかし、それ以上に歯肉や歯茎にダメージを与える歯周病の問題が深刻になってきています。現在、成人の多くの割合が歯周病もしくは歯周病予備軍だといわれています。したがって私たちの多くが、歯を失う危険性と常に隣り合わせだということでしょう。


「8020運動」というのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。80歳になっても、自分の歯を20本以上自分の歯を保とう、という私たちの健康目標です。平成元年に現在の厚生労働省が発信し始め、私たちの歯や体全体の健康のために必要な考えだと訴えられています。

20本以上の歯があれば、私たちは年を取ってもおいしく食事ができ、健康な生活が送れます。このような活動の成果もあって、年々「8020」を達成できている人が全年代で増えてきています。

しかしそれでも、やはり年齢を重ねるにつれて、歯を失う人、失った歯の数が多くなっている人の割合は増えていきます。


実際に、30代以上の3人に2人が歯周病になっているというデータがあります。さらに、初期の歯周病は自分自身で気づくことができないため、知らず知らずのうちに悪化していくことも。歯周病とは、歯そのものではなく、歯茎、歯肉、歯槽骨などにダメージが出てしまう病気です。その原因は、歯と歯の間の磨き残し、プラークです。歯の根元部分に歯垢や歯石がたまり、歯周ポケットができてしまいます。そして、細菌感染し、炎症を起こしてしまうのです。

歯茎の腫れや痛み、出血などが気になり始める前から、しっかりと毎日のブラッシング、フロスでの歯垢除去、歯科医院での健診などに取り組んでいくことが大切です。