2017年8月28日 (月)
症例②は、抜歯即時インプラントです。
抜歯して同時にインプラントをするテクニックです。
下顎前歯部です。まず抜歯をして抜歯窩に化膿している組織を全て掻爬して取り除きます。
掻爬する際には、西村歯科ではピエゾーと言う骨を痛めつけないで掻爬出来る器械を使います。
これを使うと骨にダメージを与えないで完全に不良な組織を除去出来ます。
掻爬できたらインプラントホールを形成します。そしてインプラントを埋入しますが、
抜歯窩とインプラントの間に隙間が出来ます。
その隙間に人工骨(βtcp)を充填します。最後に特殊なテクニックを用いて抜歯窩を縫合して閉鎖します。
翌日来院をしていただきましたが、腫れは少しあるものの痛みはあまり無いようでした。
カテゴリー: インプラント
2017年8月28日 (月)
症例①は、左下奥歯です。
下顎臼歯部で注意しないといけないのは、下顎管といって、神経の通っている管があります。
これを少しでも傷つけると神経麻痺が残ってしまいます。
今回の症例も下顎管に近いので、少しずつ削ってはレントゲンを撮って、
確認しながら削って行きます。
今回の症例では、8ミリのインプラントを入れたいのですが下顎管まで7ミリしかありません。
そこで余裕持って6ミリ埋入して、2ミリ出たところは人工骨でカバーしました
高度なテクニックが必要となります。
翌日経過を診るため来院していただきましたが、腫れはあったものの、
痛みはさほどありませんでした。
人工骨を使っているので、この状態で3ヶ月待ってから2次オペして型を採ります。
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