2017年8月2日 (水)
西成区にある歯科医院にて出張オペをしました。
インプラントをしていない歯科医院に出向き、機械、材料を全て持ち込み、
インプラントの埋入手術をしています。
今回の症例は、左上臼歯部の抜歯即時インプラントです。
昔に入れたブリッジが壊れ、虫歯になって抜かないといけなくなっていました。
抜歯後は保険診療では入れ歯になるところですが、入れ歯はわずらわしいと言うことで、インプラントにしたいとの事でした。
まずブリッジを外し、ブリッジの支台になっている歯を抜歯します。
その抜歯窩にインプラントを入れられるように削合して、インプラントを埋入します。
インプラントより抜歯窩の方が大きいので、隙間には人工骨を填入します。
抜歯即時埋入と言って、高度なテクニックが必要になります。
この方法で治療をすると、抜歯して骨ができるのを待ってからインプラントをするより
3ヶ月から4ヶ月治療期間を短縮できる利点があります。
患者様も手術が一度で済むし、切開をしないので負担が軽減できます。
カテゴリー: インプラント
2017年8月2日 (水)
下顎 右下臼歯部 2本。
下顎管(神経の管)に近いためインプラントは8ミリが限界でした。
この下顎管の神経を傷つけると麻痺が起きます。
西村歯科では、骨を削る時に、削り過ぎて神経を傷つけないようにストッパーを付けています。
これを付けておくと8ミリなら、8ミリで止まってこれ以上削ることができないので安全です。
しかもあまり気にせず、一気に削れるので手術時間も短くて済みます。
最後にレントゲンで確認したところ、予定通り下顎管から1ミリから2ミリ手前でインプラントが埋入されていました。
翌日消毒で来院して頂きましたが、麻痺もなく問題ありませんでした。
カテゴリー: インプラント