2016年5月19日 (木)
歯周病ブログ担当の歯科医師の池崎です。
最近、歯磨き剤のテレビCMでよく「歯槽膿漏」「歯周病予防」という言葉を耳にします。
歯科業界関係者でない人は
「歯槽膿漏と歯周病をどのように捉えているのだろうか?」と
歯医者の僕としては気になりました。
では、ここで問題です。
「歯槽膿漏とは歯周病なのか?」
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ここからは回答と解説です。
歯周病は、かつて歯槽膿漏と言われてたものです。
歯の周りの、歯を支えている組織(歯周組織)がじわじわ破壊されていく病気の事を言います。
ですから、ほぼ同じ意味で捉えても問題ないと思われます。
歯周病は、虫歯と並ぶ二大疾患です。
虫歯は「痛い」など分かりやすい自覚症状があるので、自分で発見しやすいのですが、
歯周病は特に目立った自覚症状がありません。
普段の自覚症状がないと「歯医者に行こう」とは思えず、足が遠のくとは思いますが、
自覚症状が出る前に歯医者に行くようにしましょう。
カテゴリー: 歯周病治療