2018年2月5日 (月)
症例1 上顎前歯2例
2例共抜歯後半年以上経過しており、骨がかなり痩せた状態でした。
そうなるとインプラント埋入出来る骨の幅が足りないため、人工の骨で補ってやる必要があります。
手術もその分難しくなり、人工骨の費用もかかります。
骨が十分にある時と違って、歯肉の切開方法も変わってくるので、どうしても術後の腫張が目立ちます。
ただし、思ったより術後痛はさほどありませんでした。
症例2 下顎大臼歯部、前歯部
右下大臼歯部と下顎前歯部の3本埋入した症例です。
臼歯部は骨が硬く、骨の幅ももあるので、比較的簡単に終わる事が多いです。
但し、顎の中に通っている神経を傷付けないように、CT撮影をして長さを測定し、慎重にインプラントホールの
削合をする必要があります。
万が一傷付けると麻酔をしたようなしびれが残り取り返しの成らない事になります。
西村歯科ではそうならないように、CT撮影をして正確な距離を測って埋入しています。
症例3 上顎臼歯部
右上臼歯部のインプラントです。
ここで気をつけないといけない事は、上顎洞と言って鼻の横に空洞があります。
ここに突き破ると感染し、失敗に終わるので、CT撮影をして正確な距離を測ります。
どうしてもインプラントの長さより短い場合は、サイナスリフト、ソケットリフトという方法があります。
今回の症例では長さ8ミリ、太さ4.8ミリのインプラントホールを形成できたので,骨造成はしなくて済みました。
これもCTを撮ってレントゲン上で距離を測り、特殊な形成ドリルを使って、上顎洞に突き抜けないように
慎重に形成した結果です。
症例4 下顎臼歯部
下顎臼歯部2本の症例です。
通常通りCT撮影をし、下顎管までの距離を正確に測り長さ10ミリ、太さ4.2のインプラントを埋入しました。
麻酔から始まって手術終了までの時間は1時間です。実際にお口を開けている時間は20分ぐらいと思います。